江戸時代の
 時間 
忍びいろは
時代小説
にほんごを
まなぼ
 

(上・下)
司馬遼太郎著
あらすじ 京に向かう途中で、何者かにまちがえられた伊賀の忍者、霧隠才蔵は、 徳川の手の者に襲われる。江戸に幕府が開かれてより十年。徳川と豊臣、 その最後の決戦は今にも始まろうとしていた。そんな中で起きたこの小さな事件は、 才蔵をより大きな騒乱の中へと導いてゆくことになる。
 大阪と江戸の覇権争いは、まず京都の裏舞台で始まった。 才蔵は徳川、豊臣双方の手の者と渡り合った後、紀州の九度山へと赴く。 そこは、かつて関ヶ原で勇名を馳せた真田幸村の隠棲する地であった。
 自分の術にのみ誇りを持ち、何者にも従うことを肯じなかった才蔵。 だが幸村との出合によって、才蔵は来るべき戦乱の中での、 己のなすべき大事を見出す。それは江戸方の領袖、徳川家康の首を狙うことだった。
感想  この小説に出てきた「霧隠才蔵」のファンとなった拙者は、サイト名&ハンドルネームを才蔵にしたのでござる。ファンになったのは子供のころ夢中になって見ていたNHKでの同小説の映像化でござった。原作はずっと後で大学生になってから、たまたま本屋で目にして「懐かしい♪」と、始めて時代小説と言う物を本屋で買って帰省中の電車の中で読んだのでござった。全てにおいて記念すべき小説なのでござる。
 真田幸村・大阪冬の陣・夏の陣と来たら真田十勇士で、その活躍(他の勇士の出番は少ないですが)のお話で本当にベタなネタなのでござるが、主人公が幸村や佐助ではなく、たいていの真田十勇士のお話では佐助の弟分の存在(ナンバー2の存在)である才蔵でござって、この小説の気に入っている所の一つござる。この作品の才蔵は、才覚も、術も、人間的な魅力においても、 決して佐助に劣りません。いや才蔵ファンの拙者には全てが勝っておる(爆)この二人の忍者は、この小説の中では、兄貴分弟分という間がらでなく、対等な友として結ばれ、 時として対象的な人物として描かれておるのでござる。佐助は甲賀、才蔵は伊賀。 佐助は真田の郎党として忠義を尽くし、才蔵は忍びとしての己を試すことにしか興味がない。 真田幸村の元で忍びはたらきをすることになっても、幸村の飼い犬のごとき才蔵の姿は見当たないのでござる、 この風狂な才蔵の姿は驚くほどに新鮮でござる、傾奇者忍者とでも言いたいのでござる。拙者は、霧隠才蔵に心底惚れたのでござる。
この小説を読めば、そなたもきっと、霧隠才蔵が好きになる事間違いなし!!で、ござる。
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